法務相談室からのコンプライアンスマニュアル作成ガイド

証券会社法務相談室勤務の私の、コンプライアンスマニュアル作成体験記

コンプライアンス違反の原因

なくならない違反行為

情報化社会で違反が激増どうしてコンプライアンス違反は、後を絶たないのでしょうか。
違反となる理由は一様ではなく、本人組織社会それぞれに、
原因となる背景があるものと考えられます。

その中でも、まずは意識の問題があげられます。
教育が徹底されている企業と意識が低い企業とでは、
社員の温度差も異なってくるでしょう。

不景気により、余裕の無さから、社員教育を取り止めてしまう企業もあると聞きます。
モラルの意識はそもそも人により異なるものですから、
昔ながらの体質で、コンプライアンスを守らない人は、なかなか是正してくれません。


まずはコンプライアンス違反に対する高い意識を持つことが、重要です。
コンプライアンス違反の発生は、意識と密接に関連してます。
でも、改善しようと思ってもなかなか難しいのが実情ですよね…。

情報化社会の落とし穴

パソコンを利用したデータの漏洩・流失問題が、よくニュースとして報じられます。
高度な情報化社会における利便性の向上は、逆に違反の「しやすさ」とも隣り合っています。
メールは全関係者に、一瞬にしてその指示内容が伝えられます。
捜索を受けた企業が隠密にメールでの不正を指示するケースなどが、報道されたりもします。

また目の前にある大量の顧客データを持ち出したり、機密情報を違法に暴露してしまうなど
パソコンの高度な知識が無くても、簡単に「事件」を引き起こせてしまうケースも多く見られます。

倒産にもつながる

会社ぐるみでの粉飾決算や架空請求なども、後を絶ちません。
行き過ぎた成果主義なり株価対策であったりなど動機は様々でしょうが、
結局目先の「利益」引き換えに、大きな代償を負うことになってしまいます。

長年に渡り築いて来た信用を一瞬で失ってしまったり、
倒産にまで追い込まれてしまうケースもあるのです。
私のところへ相談しに来たお客さんも、去年倒産してしまいました。

社会の目は不正に対して厳しくなっています。
不正の発生原因となる諸問題をリスクとしてとらえ、意識を上げるべきでしょう。
そしてその意識を上げるための、努力や工夫が必要なのではないでしょうか。

 
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