目的を明確にできたら、いよいよ作成に取りかかります。
そこでですが、コンプライアンスマニュアルを一冊作るということは簡単ではないと覚悟してください。
ただ関係する文章を集めて貼り付けて終わりというのならば、実に簡単なことです。
全社員が理解できて、そしてコンプライアンスに対する意識が向上されて、
結果が出て、はじめて苦労してマニュアルを作った意味があります。
そのためには文章の内容や分量はもちろん、デザインやレイアウト、
イラストなども一定以上の水準でなくてはなりません。
とある参考書に書かれてありましたが、コンプライアンス意識をしっかりと定着させるには、
以上4つの特徴を備えた「役に立つコンプライアンス文書」が必要なのだそうです。
とはいえ、
私は証券会社の法務相談室に勤務しており、出版社で冊子作りに携わっているわけではなく、
そんな趣味も心得もありません。
共同で作業する部下も手探りでで、結局ゼロから作り上げることになります。
これは非常に負荷が高いわけですが、まずは参考となる市販本や
他社のコンプライアンスマニュアルを探しました。
参考となる資料は、最大限に活用します。
インターネットでも、参考となるホームページがいくつかありました。
複数の参考本や参考マニュアルがあると、文章を書く作業が楽になります。
レイアウトやインデック種類なども大変参考になりました。
しかし参考になったという範囲のことであり、それらのおかげでプロになったわけではありません。
悲しいかな、おのずと限界はあります。
学生時代の友人が勤務する、大手商社のコンプライアンスマニュアルを見せてもらいました。
専門のマニュアル作成会社に依頼したとのことですが、違いは一目瞭然でした。