最初、コンプライアンスマニュアルは内製してみましたが、
簡単な作業ではなく、責任の持てるマニュアルは作れないというのが、今の実直な感想です。
内製のメリットとデメリットを考えてみましたが、はっきり言ってデメリットだらけですね。
「読む気持ちにさせる」、「わかりやすい」、「共感・納得できる」、「行動できる」、
以上の視点から考えてみます。
読む気持ちにさせる
イラストやレイアウトデザインなどがまずはポイントとなります。
そしてこれが、素人では難しいわけです。
まず手にとって、親しみやすい、スッと入って行けるような冊子が望ましいと思います。
わかりやすい
特にこれは文章の組み立て方の問題です。
時間の関係上、どうしても複数の人間で手分けして書きましたから、
どうしてもテイストが異なってしまいます。
デザインやレイアウトもそうですが、全体に統一感を持たせることは非常に重要です。
しかし分かっていても、なかなかできるものではありませんでした。
共感・納得できる、行動できる
この役割を担わせるのがマニュアルを作成する本来の目的なのですが、
作業を進めるほどに現実がわかってきます。
内容や構成は迷いに迷い、悩みに悩むことになりました。
また法令などの間違いは絶対に許されませんから、プレッシャーもありましたね。
そして日に日に、ストレスがたまって行ったのも現実です。
通常業務もありますから、それに普段やらない仕事がのっかって、
部署内もピリピリとさせてしまいました。
内製したものは印刷会社に発注しましたが、ここでも分からないことだらけ。
何度もチェックし上司の決済もおりましたが、
もし間違いがありまた刷りなおしともなると、やはり私の責任問題となってしまいます。
その印刷会社に依頼してできあがったコンプライアンスマニュアルの感想を、
他の部署の同期の連中などにも聞いてみましたが、残念ながら評判は良くなかったですね。
素人っぽいという意見が多く、文章が多く読みにくいとも言われました。
内製してあれだけ人と時間を割いたわりには、というか、
あんなに苦労した割にはといいましょうか、手ごたえらしいそれはなく・・・。
率直に言いまして、きちんとしたコンプライスマニュアル作成するのであれば、
内製はせずに専門業者に依頼するべきだと実感しました。
でき栄えはもちろん、作業や時間の効率、そして結局コスト面でも安上がりです。
上司である部長や担当役員にも、その旨伝えた次第です。